保護猫を迎えた最初の頃、リーちゃんとロンちゃんはケージの外が気になって仕方がありませんでした。
2匹は保護猫ハウスで生まれ育ったので、人には慣れていました。
でも新しい家、新しい環境。出して→遊ぶ→ハウスに入る、を繰り返した2週間は、
2匹のペースに合わせることで精一杯でした。
あれから3年。今のリーちゃんは、おしりをトントンしてほしくて手を止めると噛もうとしてくる
甘えん坊になりました。ビビりで今でもピンポンには全速力で逃げますが、私のそばだけは別です。
猫が心を開くのには時間がかかります。でも、ちゃんとサインがあります。
気づかないまま見過ごしてしまうのが、もったいないと思って書きました。
① ゆっくり瞬きをしてくる
猫がこちらを見ながら、ゆっくりと目を閉じる。これを「スローブリンク」といいます。
研究でも確認されていて、猫にとって「あなたを信頼しています」という意味のサインです。
人間でいう笑顔のようなもの。
ロンちゃんはよくこれをします。目が合ったと思ったら、ゆっくりまぶたを閉じてまた開く。
最初は眠いのかと思っていましたが、あれは愛情表現だったんですね。
やり返し方:こちらもゆっくり瞬きを返すと、猫に「私もあなたが好き」と伝わります。
② おなかや背中を見せてくる
猫にとっておなかは急所です。外敵に狙われたら致命傷になる場所を、無防備にさらけ出すのは、
完全に信頼している相手にしかしません。
リーちゃんはビビりで、今でもピンポンの音で2階に逃げますが、
私の隣ではゴロンと横になっておなかを見せます。ビビりの子が心を開くのに3年かかりましたが、
今はこれが日常です。
③ しっぽをピンと立てて近づいてくる
猫がしっぽをまっすぐ上に立てて歩いてくるのは、「うれしい」「あなたに会いたかった」というサインです。
帰宅して「ただいま」と言っても最初は知らんぷりなのに、
しばらくするとしっぽをピンと立てて近づいてきます。ツンデレですが、
あのしっぽが「実は待ってたよ」という気持ちの表れだと思っています。

④ 体や頭をすりつけてくる
猫が顔や体を人にすりつける行動を「バンティング」といいます。
自分のにおいをつけることで「あなたは私のもの」という意味があります。
これは信頼していない相手にはしません。においをつけるということは、
その人を自分の縄張りの一部として認めているということ。
リーちゃんが朝、私の足元にすりすりしてくる時間が、一日の中で一番好きな瞬間のひとつです。
⑤ そばで寝ようとする
猫は眠っている間が一番無防備です。その時間をあなたのそばで過ごそうとするのは、
究極の信頼サインといえます。
リーちゃんは私が座っているとひざの上に来ます。ロンちゃんは隣に座って体をくっつけてくる。
キャットタワーの狭い段に2匹がぎゅっと並んで寝るのと同じで、
そばにいたいという気持ちが形になっているのだと思います。
必ず心を開く
リーちゃんが心を開くのに、少し時間がかかりました。
途中で「この子は神経質なのかな」と思ったこともあります。
でも今は、手を止めると噛もうとするくらい甘えてくる。
ビビりの子でも、時間をかけて同じ空間で過ごし続けることで、必ず変わります。
焦らなくていいです。猫のペースに合わせることが、一番の近道です。
まとめ
猫が心を開いたサインは、派手ではありません。ゆっくり瞬きする、しっぽを立てて近づく、そばで寝る。
小さなしぐさの中にあります。
保護猫を迎えたばかりで「なつかない」と悩んでいる方がいれば、今日からそのサインを探してみてください。
もう出ているかもしれません。
保護猫との暮らしについてもっと知りたい方は、他の記事もぜひ読んでみてください。
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