避妊手術済み猫が春に発情様行動をする理由と対処法

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「避妊手術をしたのに、春になると猫の様子がおかしい…」と感じたことはありませんか?

うちの茶トラのリーちゃんも、まさにその感じです。

手術が済んでいるのに毎年春になるとそわそわして、いつもと違う鳴き方をして、

とにかくかまってほしがる。最初は「病気かな?」と心配したくらいでした。

でも、これにはちゃんと医学的な理由があるんです。

今日はリーちゃんの実体験とともに、そのメカニズムと上手な付き合い方をお伝えします。

目次

春のリーちゃん、いったい何が起きているの?

毎年この季節になると、リーちゃんの「かまってスイッチ」が入ります。

いちばん特徴的なのが、おしりの上をトントンしてほしいアピール。私が手を止めると、

リーちゃんのほうから体を移動させて、手のある位置にぴったりとはまり込んできます。

まるで「ここをたたいてください」と自分で位置調整しているみたいで、思わず笑ってしまうのですが……。

手を止めると今度は「噛もうとしてくる」んです。本気噛みではないのですが、

パクっとしてくる動きにびっくりして「いたた!」と声が出てしまいます。

リーちゃんは悪気があるわけではなく、「もっとやって!」という要求サインなのだと最近はわかってきました。

少し続けてあげると、すっと落ち着いて丸まってくれます。

鳴き声も変わります。普段は静かめのリーちゃんが、春になると大きな声で

何かを訴えるように連続で鳴き続けるんです。「うるさいよ〜」と思わず口に出してしまうくらい(

ごめんね、リーちゃん)。どこかに向かってというわけでもなく、とにかく声に出したい、という様子です。

もう一つ、気になるのがロンちゃんとの距離感です。

春の間、リーちゃんはロンちゃんとべったりでなく、少し距離を置いた過ごし方をします。

夜も一緒に寝ていたのが、春はそれぞれ別の場所で寝るように。これも発情期的な行動と関係していそうで、

不思議だなと思っています。

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なぜ避妊手術済みなのに発情のような行動が出るの?

避妊手術で卵巣を摘出しても、ホルモンの影響がゼロになるわけではありません。その主な理由が2つあります。

1つ目は副腎からのホルモン分泌です。猫のホルモンを司るのは卵巣だけでなく、

副腎皮質も少量のエストロゲン(女性ホルモン)を分泌しています。

副腎は手術で取り除かれないため、特に春のような特定の季節に、微量のホルモンが分泌されることがあります。

2つ目は日照時間と気候の影響です。猫はもともと「季節繁殖動物」で、

日照時間が長くなる春になると脳の松果体がメラトニン分泌を抑制し、

発情を促すホルモン(LHやFSH)の分泌を促します。

この仕組みは卵巣摘出後も脳や副腎のレベルでは残ることがあり、身体が「春モード」に切り替わってしまうのです。

また、まれに手術時に卵巣組織の一部が残ってしまう「卵巣遺残症候群」という状態になることも。

症状が強い・長引く場合は獣医師への相談をおすすめします。

朝からトントンしてほしくて、待ってる2匹。

どう付き合えばいい?春のリーちゃんへの接し方

いちばん大切なのは、叱らないこと。リーちゃんが噛もうとしてきたとき、

最初はびっくりして「あ!」と言ってしまいましたが、それはNG。

ホルモンの影響による本能的な行動なので、怒っても伝わらず、かえってストレスを与えてしまいます。

私が実践していること:

  • 求が来たら、満足するまでつきあう——おしりをトントンしてあげると、しばらくするとリーちゃん自身が「もういいや」と落ち着きます。途中でやめると逆効果です。
  • 規則正しい生活リズムを保つ——遊び時間・ごはんの時間を一定にすることで、ストレスが減り行動が落ち着きやすくなります。
  • フェリウェイ(猫用フェロモン製品)を活用する——合成フェロモンを拡散させるディフューザーは、猫の精神的な安定をサポートします。我が家でも春に使っています。
  • 症状が強い・長引く場合は動物病院へ——食欲低下・体重減少を伴う場合は卵巣遺残や他の疾患の可能性があります。

春はロンちゃんとも距離ができる

ロンちゃん(オス・避妊済み)との関係も、春になると微妙に変わります。

普段はそれほどべったりでもなく、かといって仲が悪いわけでもない2匹ですが、

春の間はリーちゃんがロンちゃんをやや避けるような距離感になります。

夜寝る場所も別々になって、ちょっと寂しそう。

これも発情期的な本能の名残なのかな、と思っています。

異性(去勢済みとはいえ)と距離を置きたい、という本能が出ているのかもしれません。

ロンちゃんのほうは特に気にしていない様子なので、そこはさすが男の子、おおらかだなあと思います。

▼ 猫のストレス・発情様行動のケアに

まとめ:春のリーちゃんは「頑張っている」

避妊手術をしても、春になると発情期のような行動が出ることがある——

これはリーちゃんだけじゃないし、異常でもありません。副腎からのホルモンや日照時間の影響で、

身体が「春モード」になってしまうのは自然なこと。

怒らず、焦らず、満足するまでつきあってあげるのがいちばんの対処法だと、リーちゃんに教えてもらいました。

「うるさいね〜」なんて言いながら、実はトントンしてあげるのが好きな私もいます。

春のリーちゃん、今年もよろしくね。

この記事を書いた人

保護猫のリーちゃん(ビビりで過激)と
ロンちゃん(おっとり優しい)と暮らしています。

性格の違う2匹の、
猫パンチや仲良し時間など、
毎日の様子を綴るブログです。

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