60年以上、私は「犬」しか知らなかった
これが私の62年間の常識でした。 子供の頃から家には常に犬がいて、
30代から40代にかけては、あまりの犬好きが高じて5匹の多頭飼い。
散歩、しつけ、……犬中心の生活が当たり前で、猫という選択肢は全く考えていませんでした。
当時の私が抱いていた猫のイメージは、決して良いものではありません。
猫は柱をガリガリにして家をボロボロにする」 「毛が細くてアレルギーになりやすい」
そんな「人から聞いた話」だけを信じて、猫なんて自分には無縁だと思い込んでいたのです。
しかし、65歳になった今、私の隣にいるのは犬ではなく、2匹の保護猫、リーちゃんとロンちゃんです。
62歳、人生で初めて「猫」を飼おうと決めた日
「20年先、あなたは責任を持てますか?」
施設でそう問われた私が、それでも猫との暮らしを決めた理由。 そして、実際に飼ってみて分かった
「お金と体力と心のリアル」を、元・犬派の視点から正直にお話しします。
主人との2人暮らしが、なんだか寂しくて、
変化が欲しかったんだと思います。ペットは犬じゃなくて、猫が飼いたいなんて1度もなかったのに。
そんな時、保護猫施設のホームページが目に入り、ちょっと見に行こうよと、旦那を誘って
保護施設へ見学に行きました。可愛い猫抱っこさせてもらって、話をした時、
「62才の年齢ではお渡しできません、うちは55才以上の方は、お子さんと一緒に見にきて頂かないと、
お断りしています」と言われて、ショックで、立ち直れませんでした。
それから、家の近くに保護猫ハウスが出来て、イベントしてますので見に来てください。
と言われて、見に行きました。
62才なんですけど、飼えますか?って最初に聞きました。
大丈夫ですよと言われたのが、すごく嬉しくて、ここなら大丈夫なんだって嬉しかったです。
子猫がもう少し待つと生まれる時期というタイミングで、出会ったのがリーとロンでした。
あの時、年齢で断られて諦めなくて本当によかった
犬と猫の『負担』比較表
| 比較項目 | 犬(1頭あたり) | 猫(1頭あたり) | シニアへの影響 |
| 生涯費用(目安) | 約100万円〜 | 約65万円〜 | 経済的なゆとり |
| 月々の固定費 | 高め(フィラリア・ 予防接種等) | 低め(室内飼育メイン) | 年金生活での維持しやすさ |
| 体力的な負担 | 大(毎日の散歩、しつけ) | 小(室内遊び、散歩不要) | 足腰への負担・悪天候時のリスク |
| お手入れ | トリミング、シャンプーが必須 | 基本的にセルフ(毛繕い) | 手間と通院(送迎)の 頻度 |
| 近隣への配慮 | 吠え声、散歩時のマナー | 比較的静か (完全室内飼い) | ご近所トラブルの少なさ |
62歳から猫を飼うための「覚悟」チェックリスト
| ・20年後のプラン: 自分が80代になった時、猫を引き継いでくれる人が具体的に決まっている? |
| ・家族の同意: 保護施設から求められた「子供の署名」を、快く引き受けてくれる家族がいる? |
| ・経済的な備え: 統計上の「65万円」に甘んじず、急な病気に備えた「猫専用貯金」を確保できる? |
| ・住環境の徹底: 柱の傷を恐れず、脱走防止対策などの「猫ファースト」な家づくりに投資できる? |
| ・精神的な寛容さ: 犬とは違う「猫の気ままさ」を生涯愛し抜ける? |
猫を飼う際、一番心配だったのが「柱や壁をボロボロにされること」でした。でも、猫の習性を理解して、
適切な道具を用意すれば解決できます。
我が家で実際に柱を守るために導入したのが、L字型爪研ぎです。立ったまま爪をとげるので、
リーちゃんとロンちゃんも柱ではなくここを使ってくれています。
まとめ
「62歳で猫を迎えるのは、正直、勇気がいりました。犬派だった私にとって、
猫は未知の生き物だったからです。
でも、実際に暮らしてみた3年間は、これまでの犬との生活とはまた違う、
穏やかで深い幸福感に満ちています。
20年後の責任を背負う覚悟は、決して軽くはありません。 それでも、一歩踏み出したからこそ、
私はリーちゃんとロンちゃんという最高の相棒に出会えました。
もしあなたが、年齢を理由に迷っているなら。 覚悟を固めて、一歩だけ踏み出してみませんか?
50代、60代から始まる『猫との新しい人生』は、想像以上に素晴らしいものですよ。」

L字型爪研ぎで、柱が守られて助かりました

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